LAVA『ホットピラティス』のポーズと感想
2020/01/23
LAVAの『ホットピラティス』はドイツで治療を目的として開発されたピラティスで構成されたレッスンです。
ピラティスとヨガの一番の違いは呼吸法です。ヨガは鼻から吸って鼻から吐く呼吸法ですが、ピラティスは口から吐きます。
また、ヨガではゆったりした音楽で大きくポーズをとっていきますが、ピラティスではテンポの良い音楽に合わせながら体幹を保持しつつ肢体を小刻みに動かしていきます。
LAVAのホットピラティスは、A.B.Cの3点を意識しながら進めていくプログラムです。
- A. アライアンス(Alliance)ー 背骨や骨盤など身体のパーツが正しい位置にくるように調整すること
- B. ブレス(Breath)- 息を鼻から吸って、口から吐くというピラティスの特徴的な呼吸法
- C. コアコントロール(Core Control)ー 体幹(コア)の深層にあるインナーマッスルを強化して骨格が正しい位置で安定させる
ホットピラティスのレッスンではこの3つを意識しながら行いましょう。A.B.C.を正しく保つため、ヨガマットは必須です。滑りやすいポーズはありませんので、ラグは無しで構いません。
なお、ホットピラティスは生理中でも問題なく受けられるレッスンです。
それでは、ホットピラティスのレッスン内容をご紹介します。
ホットピラティスの内容
1.(A)アライアンスを整える
あぐらになる
→ 手で三角を作り、恥骨が三角の先端になるようにおへその下に手を置く
→ 上から三角を見て、親指に人差し指が隠れるくらいに手が垂直になっていることを確認(骨盤が立っている状態)
2.(B)ブレスを試す
1.の状態のまま、鼻から息を吸って、口から息を吐く。
→ もう一度、鼻から吸って、口から吐き、1サイズ小さめのジーパンを吐くように下腹部がペタンコになるように保つ
3.(C)コアコントロールを意識する
先ほどのA.アライアンスとB.ブレスを意識しながら、下腹部がペタンコで硬くなっているのを意識しながら、胸式呼吸で鼻から吸って、口から吐くを数回繰り返す
** これ以下はA.B.Cを意識しながら行って下さい。 A.B.Cが保たれていないとピラティスの効果が発揮できません**
4.レッグリフト
体育座りになる
→ 息を吐きながら右足を床と並行になるまで持ち上げる。その状態をキープしながら息を吸う。
→ 息を吐きながら、右足を床に戻す
→ 反対側も同様に
5.船のポーズ
体育座りになる
→ 息を吐きながら両足を床と並行になるまで持ち上げる。その状態をキープしながら息を吸う。両腕を肩からまっすぐヒザの横まで上げる。
→ 息を吐きながら、背中をコアが保てるところまで後ろに倒していく
→ テンポよく息を鼻から吸って鼻から吐くを繰り返しながら、伸ばした手を10センチくらいの幅で上下させる
→ 息を吐きながら、右足を床に戻す
6.仰向けでアライアンスを整える
仰向けで寝転がる。つま先は天井に向くようにする。
→ 手を三角にして恥骨が三角の先端になるように手をおへその下に置き、三角が床と並行になっていることを確認する(骨盤が真っすぐ寝ている状態)
→ 背中と床の間に手の平一枚が擦れ擦れ入るくらいで背中をキープ
7.片脚を上げる
6.の状態で、右ひざを曲げて立てる
→ 息を吐きながら、左脚を上げる
→ 一旦息を吸い、息を吐きながら左脚を床へ戻す
→ 反対側も同様に
8.ヒザで円を描く
6.の状態で、右ひざを曲げて立てる
→ 左ヒザを90度に曲げて下脚が床と並行になるまで持ち上げる
→ 左ヒザから天井に向けて10円玉くらいの小さな円を描く。息を吐きながら、外側に半円を描き、吸いながら内側に半円を描く。この時、骨盤が動かないように注意する(鉛筆がヒザから生えたことをイメージしながら小さな円を描くとよい)
9.裏返したバッタのポーズ
6.の状態で、両脚を床から少し上げる
→ 両手を床から45度くらい上げる。テンポよく息を鼻から吸って鼻から吐くを繰り返しながら、両手を床擦れ擦れと45度の間で上下させる
→ どんどんスピードをアップしていく
10.やすらぎのポーズ
仰向け → 足は肩幅に開き足先は外向き
→
→ 目を閉じて3~5分リラックス
→ 起き上がる際は、手足をゆっくりと動かして、頭を左右にゆっくりと振ってから腕の力を使い頭が最後になるように起き上がる
以上で完了!!
LAVAのホットピラティスを受けた感想
LAVAの『ホットピラティス』はいかがでしたか?
私がホットピラティスを受けた感想としては、ヨガと違い小刻みな動きが多いなと思いました。また、アライメントとコアコントロールを意識しながら、お腹を凹ませて胸式呼吸をするため、お腹引き締めヨガと同様に下腹部の引き締めにも効果があるのではないかと思いました。アライメントとブレス、そしてコアコントロールがきちんと出来れば思ったよりも消費カロリーが多いレッスンだと思います。
ちなみに、ホットピラティスで流れている曲は、Colbie Caillatの『 Brighter Than The Sun』という曲なのですが、心地よいテンポでホットピラティスにピッタリの曲だと思います。この曲はUSJでも流れているので、ホットピラティスのレッスンを受けるたびにUSJを思い出して楽しい気分になります(笑)